■小さなシール

第48回衆議院議員総選挙が、公示されましたね。

 

公示後に候補者が配布できるビラは、公選法で選挙区ごとに数が規定されています。これは、資金を持っている候補が有利にならないように、という理由から。

このビラには、証紙という小さなシールを貼らなければいけないと公職選挙法で定められています。

 

1.5cm×2cmの、小さな小さなシールなんです。

 

このシール、事前に発行されることはなく、立候補の届出が済んだら配布されるので、公示後選挙戦がスタートしてからしか貼ることができません。

 

貼ってないと配れない、配りたいけど配れない、人海戦術が各陣営でヨーイドンで繰り広げられたはずです。

対立候補との戦いの前に、時間との戦いです。

  

公平を期し、お金のかからない選挙を目指すためというのは理解できますが、いまだに、昔からの「証紙を貼る」という手法しかないのが、不思議でたまりません。

 

証紙の枚数が限定されているので、陣営はこの小さなシールをとても大事にします。

シールを貼ったビラも、一日で残った数を回収して、残数を管理して、とても大事にします。

証紙1枚を無駄にすると、支援者の手元に届けられるものが1枚減るのですから。

 

1枚1枚、手作業で貼るという大変な作業を知っている人からこそ、証紙の貼ったビラを大事にする。

これは、古典的な「証紙を貼る」作業の、唯一のメリットかもしれません。

 

もし、候補者のビラを手にすることがありましたら、ぜひ証紙を確かめて、そのビラを大事にしてください。